研究内容

 

基礎研究

理論的考察

  • 人の気持ちの些細な変化を察する力の応用可能性の探索
  • 情緒的コミュニケーション能力の応用可能性の探索
先行研究から派生する形でのアカデミア領域における「機微力」=「人の気持ちの些細な変化を察する力」「情緒的コミュニケーション能力」の新規性を確立することにより、ビジネスの現場、特により良いコミュニケーションへの応用可能性を模索する研究。

機微力醸成手法

  • 機微力を題材とした漫画的イラストの視覚効果の効果測定
  • ブレンディッドラーニング手法の効果測定
「ブレンディッド( Blended )」とは、「種類の違うものを混ぜる」という意味。eラーニング(=オンライン授業)と、従来の対面式授業(=オフライン授業)を融合した教育形態のこと。
東京工科大学と連携し、eラーニング上でのユーザーの学習履歴を活用し、学習者属性など企業や教育機関に役立てるデータ活用の方向性の効果検証。

能力測定

モデル開発

  • 「機微力」×「異文化理解力・多文化共生力」多面的測定モデル確立
  • 「機微力」×「グローバル人材力」多面的測定モデル確立
各設問内において異なる領域の各ファクターを横断しながら、複合的に絡まっている受検者の「Affective、Cognitive、Conative Concern」各要素を精度良く捉えることのできる能力測定モデルを開発。ダイバーシティ・多様性、グローバル人材に求められる能力を定量的に測定するための研究。

機微力測定手法

  • 機微力検定の有用性検証
  • 検定問題の検証
千葉工業大学と連携し、機微力検定の各測定結果の相関関係を分析、企業の採用活動におけるスクリーニング手法としての応用を視野に、情緒的コミュニケーション力の定量化の方法を研究。

 

応用研究

グローバル人材
育成手法

  • 機微力検定を活用したグローバル人材育成手法の確立
  • WAプロセスの開発
KIBI論のダイバーシティの応用の方向性を、機微力検定受験後の、人材育成の手法をWプロセスと定義し、フレームワークの確立を研究。

人材評価

システムの確立

  • 日本語能力試験と機微力検定を併用した人材評価システムの確立
  • ワークショップでの効果検証
「個」で見た時の特徴およびコミュニケーションスタイルの抉り出しを行い、ピープルアナリティクスおよび各種研修との連携を行い、人事施策へと反映の形を研究。

研究業績リスト

Japan SPOTLIGHT、2017年1/2月号(通巻211号)、pp.45-48、国際経済交流財団、2017
Young Entrepreneurs in Japan Developing New Business
Yohei Yamamoto and Miho Iijima
2019 IEEE 8th Global Conference on Consumer Electronics
The Monitoring of Difference of Interpersonal Cognition in Conference Forms
Koseki Natsuki, Iijima Miho,Yamamoto Yohei, Seki Kenichi
ProMAC 2019
Analysis of Members’ Mutual Understanding Process in Conference Forms -Monitoring of Member’s Interpersonal Cognition Through Behavioral Observation, Sensory Evaluation, and Acoustic Measurement-
Natsuki Koseki, Miho Iijima, Yohei Yamamoto, Kenichi Seki
IEEE Education Society’s flagship Asia-Pacific (IEEE Region 10) conference TALE 2019
The Development of Innovative Blended Learning System Using Manga to Improve the Cross Cultural Communication
Yohei Yamamoto, Miho Iijima
第28回 国際P2M学会 研究発表大会, 2019年10月
人の気持ちの些細な変化を察する能力の測定方法に関する検討
山本洋平, 飯島美帆, 小関菜月, 関研一